非定型発達さんがいるご家庭で今すぐできること♡
こんにちは、花崎です!
昨日、コロナワクチンの2回目の接種をしてきました。
このコロナウイルスの流行で、私も随分と影響を受け、頭の中の整理も進みました。
当たり前のことなのですが、物事には必ず良い面もあれば、悪い面もある。
逆転の発想をしてみましょう。
コロナでは辛くて大変なこともあったけれど、そのおかげで考えたり改善したり新薬ができる・クレジット決済が進むなど世の中には多くの進歩があったりと前進したことがある!
コロナの流行で、当たり前のことが当たり前でなくなったことで、家族の心配も湧き起こりました。親が急に亡くなることだって可能性としては想像ができ、死が身近に感じられた時期もありました。
さぁ! 今日は私のことを書いてみますね!
私の基本姿勢
心配のあるお子さんとお過ごしのお母さんへ。
基本的に私は、このような考え方の人間です。
私が死んだあとのことは、気にしない。あとは勝手に残った人たちがやってくれればいい。
結構淡々としています!笑
きっと自分たちで試行錯誤する経験が、困難に立ち向かう勇気と、脳への刺激と、家族の結束に向かわせ、人として成長させ、良い面もあるでしょう…と、おおらかに捉えています。
悲しみに悲観する時期もあるでしょうが、親が亡くなるということは悪い面ばかりでもないでしょう。自分の人生を、自分の力で切り拓いていく! その経験を余儀なくされるのです!笑
(自由に生きてほしい!)
でも非定型発達さんへの心配は心の奥底にある!
子がある程度大きくなってきたのなら。あとは子どもが自分で何とかできる。
我が家の子どもたちは、もうそういう年齢です。
でもどこか不器用。
どこか心配な子に対しては…
そこに対しては親として、深い愛があるからこその払拭できない想い。
普通のことに挑戦するのでさえ、試練がある状態の子です。
エネルギーを多大に要する状態で生きています。
せめて、しっかりと悲しんで、立ち直ってもらうために。
他のことへのエネルギーの使用を、少し抑えてあげたい気持ちがある。
今すぐできることから始めてみる
じつは先月私、1ヶ月体調を崩しておりました。(腸の炎症:憩室炎)
途中、入院や手術の可能性も頭をよぎり、医師からもほのめかされていたので現実的に思え、そのときに頭をよぎったのは、今私が突然居なくなったら、家庭内は混乱するという事実。
部屋の片づけ。物の置き場所。私しか知らない情報がたくさんありすぎる!
何かを1つ探すにも、あっちこっちを引っ掻き回し、部屋中がぐぢゃぐぢゃになる様子が容易に想像できてしまったのです。
そこで、片づけから始めました。片づけの苦手なADHD傾向さんは、机やテーブルの上に物が少し置いてあるだけで、本来見つけたい物を探すのに苦戦するほど、物の識別が苦手であったりします。だから物は少ないに限る!
いらないものを捨てる!が超苦手です。「いらないと判断すること」が苦手なので、物が捨てられません。私が捨てておかないと、物は一向に増えるばかり。それでこの1ヶ月で大型ゴミを随分と出しましたし、今まで大切にとっておいたものも、思い切って処分することにしました。
皆さんのご家庭にも、長年保管しているだけの物、結構ないですか?笑
私は若い頃、小川洋子さんの『妊娠カレンダー』という純文学を読んで、小説の世界にはまったんです。芥川賞を受賞した作品です。今朝の朝刊で、小川洋子さんが紫綬褒章を受賞したことも知りましたが、私はそういうステキな本を集めていたんですね。
いつか我が子たちが大きくなったときに読ませてあげたい小説、というのをダンボール箱に入れてたくさん保管していたんです♡
でも全部、処分することにしました。
我が子たちは小説にまったく興味を持たなかったんです…笑
そういうことをやり始めるチャンス! 今から、すぐにでもできますよ。
衣類ほか、物をしまってある場所には、中身をラベリング
娘は、引出しの中に入れてしまったものは、探すことができません。
目に見えなくなった途端、情報が途絶えるのでしょう。
多くの中からその1点を探すこともかなり苦手です。服のイメージが薄いのかな、引出しにたくさんの黒い服があれば、特定の黒い服を探すことはかなりの困難となるでしょう。
そういう特性のために、物を片づけず、身の回りに散らばせておくほうが快適だという人がいます。私もある程度は、許しています。だから我が家は、結構散らかっているんですが、それも良しとしています。
今回は、わかりやすく衣替えし、娘にも自分のものをきちんと把握させるように自分でやらせ、ラベリングまでをやってもらいました。自分でやるのは当たり前のことなんですけれどね。
つい今までは、私が家族分の衣替えをやってしまっていたのです。
衣装ケースの中のもの、娘がよく探すもの、お気に入りの羽織りなど、ここに入っているよ、というのがわかるように付箋を貼っていきます。
非定型発達さんには、少しの工夫で、快適さが生まれます♡
こういう情報も大切
人生に悲観して、犯罪をおかしてしまう人が時々います。今回の京王線刺傷事件もそうかもしれません。「1%の努力」という本を出している、ひろゆきさんの記事でも以前読んだことがあるのですが、日本の義務教育で教えなくておかしいと思えることの一つ、「生活に困ったら市役所へ相談に行けばいい」という情報。
こういうことを知らない人、いざとなったときに思いつかず、食べるものが尽きてもなお人を頼れず餓死してしまった人の情報を、新聞で知ることがあります。
地域には包括センターというものがあるし、民生委員もいるし、市役所には相談に乗ってくれる課があるのです。一人で悩みを抱え込まず、社会を頼るということを、お子さんに伝えておくことは重要ですね。学校で教わらないからこそ、家庭で伝えてみましょう。
我が家では
親が突然に亡くなることもあるはず。我が家では、個人の資料は個人ごとにファイリングしてあって、クレジット契約など重要な書類は「重要ファイル」を作るなど、かなり整理はしています。さらに私は、こうして事業をしていますから、廃業届やホームページの閉鎖連絡先など、あらゆる情報を家族にのこさなくてはなりません。
そういう手続きを、できるときに進めておくことは、とても大切かと思います。
非定型発達さんじゃなくたって、人は大きなショックを受けたときには混乱するものです。
混乱の中で、慌ててやらなきゃいけないことが山とある。
私の友人たちの連絡先とか、そういうのも一覧表にしてあります。
皆さんのご家庭ではどうですか。
HSC・HSPさんも、変化や衝撃にはかなり弱いです
大切な人の病気など、環境の変化、悲しみにかなり弱いのが繊細さん。
そのような人たちの家族は、このコロナで少し時間のできた時に、やれることをやっておくのがよいと思います。
それが、今の安心にも繋がります!
とにかく、わかりやすく、整然と!
ムダなものは捨て、大切にしたいものとともに生きる!
それが快適に生きる秘訣です!
まとめ
大切な家族のために何ができるか。
そのようなことを考えてみるきっかけにもなったコロナや病気。
でも、アドラー心理学で学ぶ『課題の分離』。
この考え方は、とても大切です。
家族であっても、自分以外の人がどう生きるのかは、その人の課題です。
そこまで心配したり、おせっかいをやいたり、干渉しなくてよいのです。
その思いもちゃんと大切にしたいですね。
お子さんの将来や、現状に、大きなジレンマや不安を感じてしまわれるお母さんもいらっしゃいます。そのような方へはアドラー心理学を学べるこちらの講座『花崎体験×アドラー心理学』がおすすめです。非定型発達さんの情報があれば、そのような話を織り交ぜながら、そのご家庭の困難を探りながら、有用な情報をと提供させていただきます。