非定型発達のお子さんのこと

非定型発達のお子さんのこと

こんにちは、花崎です!
今日は脳神経の発達の仕方に特性のありそうなお子さんのいるご家庭に向けて、お話します。
またはお子さんじゃなくても、旦那さんが…とか、義母が…とか、感じるものがある方。
いいえ、そうでした、ここを押さえておかなくては。
「誰しも」が多少の発達特性を、持っているのかもしれないのです。
そのことを、ステキな本の文章を引用しながら、お伝えしていきますね。
どなたが読んでくださっても参考になる、そんな記事にしたいと思います♪

まずは

「発達の特性」という言葉を聞いただけで拒否反応が出てしまわれる方、いらっしゃるかと思います。まだまだ世間には偏見が多いのです。
だから世間を意識される方はとくに、その言葉を聞いただけで嫌~な気持ちが湧き上がるかもしれません。
ましてやご自分の家族の話となれば、なおさらです。

トーマス・エジソンも、ビル・ゲイツ(Microsoft)も、スティーブ・ジョブズ(Apple)も、あのトム・クルーズも、ニトリHDの会長も、何百冊という著書を出している精神科医の和田秀樹先生も、野球会ではイチローさんや長島茂雄さんだって、そうだと言われていますよね。
お医者様や弁護士、教師業に就く方にも発達障害の方は多いとか。アインシュタイン、モーツァルト。元アナウンサーでエッセイストの小島慶子さんなど、挙げたらキリがありません。

立派な仕事をしていたり、ごく普通に社会に馴染んでいる方のように見えると、途端に発達の特性部分が注視されなくなったり、他者には見えなくなったりしますよね。
だけど自分にとって身近な人に、少し自分と違った個性があって嫌だと感じると、とそこが際立ってとても嫌だと感じたりしませんか?
価値観のズレが、人にとってはストレスとなるのです。

わざわざ特性と意識しなくても良いのです

自己肯定感の第一人者、torie中島輝カウンセラーの教えは『全肯定・全承認』が基本です。
相手のすべてを全肯定して、全承認する心で接する。
自分も相手も気持ちいい、嬉しい、安心する、尊重してもらえているから温かい気持ちになる、それが交流の基本です。
その精神は、アドラー心理学にも通じています。
アメリカの心理学者カール・ロジャース提唱の「傾聴」とも重なりますね。
相手を肯定して受容する気持ちがないと、傾聴は難しいかもしれません。

そもそも相手と合わない部分や嫌な部分を見つけても「この部分は性格じゃなくて特性だから」などと、いちいち分析したり、判定しなくてよいのです。
全肯定・全承認の心や、私の講座でお伝えしていく様々な情報があれば、難しいことを考えなくても、悩まなくても、誰とでも心の通った温かい交流が可能です。

ですが、少し「発達の特性のこと」も知っておくとよいご家庭があります。
それは、イライラが募って全肯定・全承認なんてできるわけない! と現在難しさを抱えて、感情がこじれているご家庭です。

大丈夫!ゆっくり学んでいきましょう!

適応の大きな問題にならない程度の〈発達障害特性〉はじつは多くのいわゆる定型発達者にもあるものである

参考図書:日常診療における成人発達障害の支援10分間で何ができるか/編者:中村敬、本田秀夫、吉川徹、米田衆介/うち執筆者:畠中雄平(琉球大学人文社会学部人間社会学科)/成人の発達障害診療で気づいたこと・気をつけていること より引用

発達特性は特別視しなくてよいが理解したい

発達の特性は、先の引用文のように、多くの人が持つものです♡
特別なことではないのです。特性には濃淡があり、どの人ももっている…だから個性のように受け取ってもよいと思います。
しかし発達の特性部分は、生まれ持って備わったもの。そして修正融通のきかない箇所。
本人からしたら、どうしても直せない、そして自分では他者との違いがよくわからない箇所。

だからこそ、特性の強い人は苦労してしまいます。
または苦手が大きく出てしまう環境にいるときは、わけのわからない中を、その集団からはみ出ないように、他者に合わせて必死に生きている感じです。

そのことを理解すると「人と比べての出来なさ」に怒りの感情を持つことや、否定感。失敗を指摘する、成長させ乗り越えさせようとキツく叱責すること、指導すること、教育することが、いかに相手を傷つけるかに思いを馳せることができます。
上記の参考本には、発達の特性はあるものの発達障害と診断されるほどでない、グレーゾーンの人たちの存在や苦悩についても多く記述されています。

60分個別カウンセリング

さてそれではカウンセラーである私が個別カウンセリングの60分で何をしていくかというと、ご本人やお子さんご家族の困りごとや得手不得手を語り合う中で見つけた非定型発達ゆえの困難、定型発達者との思考のずれによる問題など、気づいた箇所への状況把握の仕方や、対処の仕方や、誤解の回避法や、本人の気持ちの整理法など、生きづらさを生じた箇所への「やさしい解説者」になることなのです。

相談してくださったお母さんには、お子さんの日常での都度「良き解説者」となれるように、ためになる情報をたくさん発信していきます。
わかりやすい言葉を用いて、第三者が納得するような話術を。その言葉を、問題の場所で活用してください。きっと他者が味方になってくれるはずです。
(発達障害と、非定型発達(発達障害グレーゾーン)の困りごとは同類です ↓ ↓ ↓)

最も理想的な解説者は、発達障害の人と24時間行動を共にして、同時通訳のように状況を解説してくれる人であろう。~中略~ だがそんなものは現実には不可能である。それは無理としても2週間に一度、1ヶ月に一度の面接であっても本人の困ったことを話してもらい、解説が得られると本人として大きな救いとなる。

参考図書:日常診療における成人発達障害の支援10分間で何ができるか/編者:中村敬、本田秀夫、吉川徹、米田衆介/うち執筆者: 村上伸治(川崎医科大学精神科学教室)/成人発達障害支援における「解説者」の文より

相談したら楽になったという経験を重ねてもらう

今まで支援をまったく受けずに一人で頑張ってきた非定型発達さんがいたとしたら。
これからは支援を受ける。わからないことはわからないと発信し、助けてほしいときには困っていると言える。ここが不思議、ここが不安と気軽に言える。そんな変化があると、いいですね。

現在(お子さんが)身近な方からは支援を得られていなくて、困難への対処が難しく困っている場合は、ぜひお母さんがカウンセリングで学んでください。
お子さんが真っ先に相談、または弱音を吐けるのは家庭です。そう、相手はお母さんであることが多いんです!

それは相手にこう言えばわかってもらえるかもね、そんな風に例を伝えてあげてください。
お子さんが生き生きするような関わり方、学んでいただけます。

非定型発達の子たちはたくさんいる

学校での難しい勉強についていっている子でも、まさかそんなに単純なことがわかっていなかったの? なんて実例が、結構ありますよ。
それから、わかっていないのに、わかったフリをして努力している子もいます。

暗記が得意で、勉強に努力することができるタイプだったりし、成績のよい子が集まる進学校に行っている非定型発達の子だって何人もいます。周囲にはより状況がわかりにくくなります。
全体の比率では全人口の20%くらい存在していると言われているんですよ、多いでしょう…

弁護士の職業についている方の本を読んだことがありますが、発達の特性のために幼少期から大変に苦労されていました。
勉強ができるのだから、このくらいのこともできるはず。その捉え方が揺るがないのだそうです。

人と価値観が違ったり、態度が違ったりし、人を怒らせてしまうこともある。人に理解されず否定される。でもなにが「正解」なのかわからない。そんなわけがわからない世界に居続けることは、苦しいことです。
一つ一つの事柄にたいして、わかる世界へと導いていきましょう。

おわりに


引用文だけ読んでも意味が正確に伝わらないことは重々承知で、本から一部分だけを抜粋しました。発達の特性は複雑で、ひと言で…手短に説明できるものではありません。
個々特性も違うでしょうし、言葉足らずでは、説明に無理があるのです。

抽象的な解説もまた、本来の意図が伝わらなかったりしてしまいそうです。
そのため私は、なるべく実体験に基づいた、現実的で具体的な事例をもとに、より深く丁寧に解説をし、皆さんに理解を深めていただけるようなカウンセリングを目指しています。

カウンセラーは「傾聴」が基本と言われていますが、非定型発達のお子さんと感じるケースでは、それ前提でご相談くだされば、少々回りくどいような…丁寧な解説をさせていただきます。(HSC特性への解説も同じです)

お知らせ

学校の教職員樣対象に「HSCと非定型発達の特性についての講座」で講師をつとめさせていただいたときには、先生方に「実例が多く、非定型発達やHSCへの理解が深まった」と大変嬉しい感想をたくさんいただきました。わかりにくい、目に見えない「特性」というものの解説だからこそ、丁寧に言葉を選び、伝えさせていただいています。

HSP虹色カフェでは、HSCや非定型発達といった「目に見えない特性」を持っているお子さんへの、適切な声かけを覚えていただくための講座や個別カウンセリングを行っています。
構いすぎてお子さんが自主性を失うことがないように。それでもお子さんがお母さんを信頼して、家庭でその日の困ったことをその都度相談できる、お母さんが優しく受け止められる、そんな関係になったらいいなと願い、そのためのお母さん支援をしています。