家族が疲弊しないために

家族が疲弊しないために

こんばんは、花崎です!
今の世の中は厳しいですね。
ひと昔前よりもずっと、人々の心に余裕がなくなっていると感じます。

他人の言動を許さず、他人を尊重せずの人も多くなっています。
コロナをきっかけにして、個人主義が増したとも言われています。

繊細さんの長所の一つは、協調性があることです。
協調性って、自分とは違う人のこともそのまま認めて、良い面を引き出そうと、または良い面を見て(悪い面もあるけど)つき合おうと、優しく関わる姿勢から生まれます。
また、一人の人だけじゃなく、皆んなが皆んなのことを大切に思い合ってよい関係を築けるように、その場所・集団が輝くようにと交わるのです。

人を思いやり、人と人との間に入り、人との温かな繋がりを援助しています。
だけどその良さを、出すチャンスさえ今は少なくなっている…

学校では、自分を殺して生きている繊細さん(HSC)もきっといることでしょう。
職場でも、ホントは明るく笑って過ごしたいけれど、そんな雰囲気ではないので言いたいことも言えない、言うべきことさえ言わないで過ごして心を苦しめているHSP、いらっしゃるのでは。

ある日、身体が動かなくなる

心に無理を重ねていると、あるとき限界を迎え、体調不良となって身体に反応が出てくることがあります。
多いのが、胃腸の不調です。過敏性腸症候群(IBS)という症状が出る人も多いです。

起立性調節障害、朝起きられなくなることも。
だるくて、動けない。

疲労により、鬱っぽくなる人も。子どもだってうつ病になります。

長い期間、一人で苦しんでいたことにより、感情のコントロールが難しくなることもあります。
イライラ、怒りっぽく。涙もろく。
または感情が消えたようになって、家族にとってはどう関わってよいか悩ましいことも。

本人が一番苦しい

ゲームばかりして、深夜笑い声が部屋に響くようなこともあるかもしれません。
だけど後から振り返ると、その頃とくに心が苦しくて、ゲームでもしていないと自分を保てなかった…と言う子も、いるんです。
だらだらとしてばかりの人も、昼寝ばかりしている人も、勉強や仕事ができないでいる人も、気楽にただ遊んでいるわけではないのです。

家族は、様々な姿を見ながら、どう接していいやら、悩むことがあるかもしれません。
関われば関わるほど、自分も辛くなることがあるかもしれません。
先が見えないような気がして、悩むことがありそうです。

家族が疲弊しないために

人は、精神的な疲れにより、痩せたり、体調を崩したり、病気になったりします。
疲労していると、ネガティブな発想にとりつかれてしまったり、悩みが深まったりします。
思い通りでないときって、苦しいものです。
だから、そういう時こそ、気分転換ができるといいと思います。

小さな自分ご褒美に、自分が楽しめることをするのがよいと思いますが、それでも晴れない気持ちは、人に聞いてもらうのも良いです。
ガス抜きといいますか、溜まった心の本音感情を、誰かに聞いてもらうだけでも少し楽になれることがありますよ。

カリカリしながら家族と関わっているよりも、すぐには解決しないことのほうが多いかもしれませんが、心を平常心に保つ努力をしながらの家族ケアのほうが、ずっと良いです。
家族(身近な人)の不安も、体調不良でいる当人は、感じ取ってしまうものだからです。

それから人にとって、悩んでいる状態が長く続くのは、健康上好ましくないです。
まずは、もし家族に体調を崩している人がいるとしたら、心が大変なのは当たり前。
その大変さを、少しこぼしながら頑張りましょう。
周囲に味方を増やしたり、ご自分の心ケアにもつとめてみてくださいね。
家族が穏やかに過ごすことで、微笑んでいることで、救われる人がきっといます。